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【大卒程度】名古屋市消防局採用試験の論文テーマと概要を徹底解説

名古屋市消防の論文試験

名古屋市消防局採用試験の一次選考で行われる論文試験。

普段、論文を書く機会はほとんどないので、イマイチどんな試験なのか把握できていないのではないでしょうか?

そこで本記事では、名古屋市消防局採用試験の論文テーマを7年分まとめています。 まずは、テーマを見てどんなことを書けばいいのか知ってみましょう。

対象は一類(大卒程度)です!

文字数や配点などの概要もまとめているので、これから論文対策を始める方や傾向が知りたい方は必見です。

*合格に向けて準備を始めたい方は『名古屋市の消防官になるのは難しい?採用試験対策ロードマップ』をご覧ください。試験の全体像を網羅したガイドブックです。

目次

名古屋市消防局採用試験の論文概要

論文試験は、あなたの考え方や熱意といった人間性を総合的に判断する記述式の試験です。

ただ単に文章を書けば評価されるのではなく、 課題を正しく読み取り、自分の経験や体験を盛り込み説明できるかなど、知識の総合的な応用力が問われます。

まずは概要を確認しましょう。

試験時間1時間(60分)
文字数制限なし
課題数1問
出題傾向時事問題、名古屋市の施策関連
配点300点
*採点は二次試験(一次合格者のみ)で行われます。
名古屋市消防の論文試験概要(令和5年度)

名古屋市消防局採用試験の論文テーマ

名古屋市消防局採用試験の論文テーマをまとめています。

令和5年度(2023年実施)

 南海トラフを震源とする大規模な地震の発生確率が、今後30年間で70から80%と切迫度を増しています。また、近年では全国的に豪雨の発生回数が増加しており、洪水や高潮による浸水被害も懸念されています。そこで、本市がより一層自然災害に強いまちになっていくための備えとして、どういった施策に取り組むべきか。あなたの考える「自然災害に強いまち」を述べ、本市の現状と課題について論じたうえで、それを解決するための施策を具体的に述べてください。

令和4年度(2022年実施)

 名古屋市の令和3年10月1日現在の住民基本台帳上の外国人人口は79,758人であり、多くの外国人が名古屋市で暮らしています。そこで、外国人もより住みやすいまちにするために本市はどのような施策を行うべきか、あなたの思う「外国人も住みやすいまち」について述べたうえで、その実現にむけた現状の課題と方策について、あなたの考えを具体的に述べなさい。

令和3年度(2021年実施)

 市民の日常生活や企業の経済活動は、環境にさまざまな影響を与えることから、次世代にわたって本市が発展し続けていくためには、環境に配慮したまちづくりの推進が必要となります。そこで、本市が具体的にどのような環境施策に取り組むべきか、あなたの考えを述べなさい。

令和2年度(2020年実施)

 本市は、2019年10月に公表した名古屋市総合計画2023において、本市が実現をめざす将来のまちの姿を、5つの都市像として描いています。この中の1つに、「安心して子育てができ、子どもや若者が豊かに育つまち」があります。少子化が急速に進行する中で、次代を担う子どもたちの育成は大きな課題となっていますが、この都市像を実現するために、市としてどのような施策に取り組むべきか、あなたの考えを述べなさい。

令和元年度(2019年実施)

 本市が実施した「都市ブランド・イメージ調査」によると、名古屋市が調査対象8都市の中で最も魅力がないまちという結果になりました。そこで、名古屋の魅力を向上、発信していくために、どのような取組みを行うべきか、あなたの考えを述べなさい。

平成30年度(2018年実施)

 あなたがこれまでに所属した部活・サークル・ゼミ・職場などの集団・組織活動において、メンバー間の意見がまとまらないなど、集団・組織での活動がうまくいかなかった事例を一つあげてください。また、あなたがその状況を解決するために、努力や工夫した事柄について具体的に述べるとともに、それらを今後市職員としてどのように活かしていくか、述べてください。

平成29年度(2017年実施)

 あなたがこれまでに、初対面の方や先輩などとの対人関係の中で「失敗したな。」と感じた経験を一つ挙げ、失敗の原因を分析してください。そして、社会人としてサービスを提供しお客様に満足していただくために、前述の失敗から学んだことや得たことをどう活かしていくか、述べてください。

書いたら答え合わせをしよう!

テーマがわかっただけでは対策できません。

論文攻略には、第三者によるフォードバック(添削)がとても大事だからです。

論文を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じことです。正解不正解がわからないまま対策を続けても成績は伸びないので、書いた答案は必ず添削してもらいましょう。

オススメの添削サービスはこちらの記事で紹介しています。

名古屋市消防局採用試験の論文対策で気になる4つのこと

論文対策をやっていて気になる次の質問に回答します。

Q1 何文字かけばいいですか?

結論、700字程度書きましょう。

文字数は誰が見ても一発でわかる評価基準なので、極端に文字数が少ないと減点もしくは採点不可の判定を受けることになるんですよね。

だいたい上限の9割程度が目安です。字数制限はありませんが、原稿用紙から800字程度が上限だと判断できます!

知識や語彙が乏しいと多くの文字を書くのは難しいので、普段から語彙力も増やしておくといいでしょう。

Q2 いつから対策を始めればいいですか?

書けるまでに最低3ヶ月は必要です。

最低でも以下の知識を身につける必要があります。

  • 課題の把握力(読解力)
  • 文章構成力
  • 表現力
  • 語彙力
  • 漢字(日本語)の知識

そしてこれらの力は短期間で身につくものではありません。

語彙力や漢字の知識くらいなら1ヶ月でも何とかなりますが、他の力を短期間で身につけるのは厳しいです。

論文の書き方を勉強する

実際に書いてみる

添削を受けて、弱点を知る

何度か繰り返す(最低でも3回)

こういった順番で勉強することになるので、やはり最低でも3ヶ月は必要だと思って学習スケジュールを組んでみてください。

なお、論文の対策方法(書き方)は下記記事で紹介しています。

Q3 論文対策でオススメの参考書はありますか?

オススメの参考書は『よくわかる! 公務員試験(中・上級)のための論作文術』です。

模範解答をもとに良い例、悪い例を学べます。

模範解答をそのままコピーするのではなく、自分なりの表現方法やアイデアを加えることが重要です。模範解答を参考にしながら、自分なりの論文を書けるように努めましょう。

Q4 論文で落ちる人の特徴は?

論文を書いたら書きっぱなしの人です。

論文で落ちる人ほど、書いたら書きっぱなしってことが多いんですよね…。

論文を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じことです。正解不正解がわからないまま対策を続けても成績は伸びないので、書いた答案は必ず添削してもらいましょう。

学生なら教務課・就職課の担当者、社会人なら予備校やオンライン添削サービスなど、方法はたくさんありますよ。

なお、オススメの添削サービスを以下の記事でまとめています。周りに頼れる人がない方は参考にしてみてください。

まとめ:添削を受ければ書き方や模範解答はわかる

今回は、名古屋市消防局採用試験の論文概要テーマを紹介しました。

論文対策として一番やってはいけないことは、模範解答探しに時間をかけてしまうです。実際、論文試験の「模範解答」は存在せず、それぞれの受験者が独自の視点と洞察を示すことが求められます。

論文上達に必要なのは、自分の考えを明確にし、論理的に整理して書き下すこと。このスキルを養うためには、他者からのフィードバック(添削)が不可欠です。

添削を受けることで、自分の弱点を客観的に理解し、改善するできます。また、論理の飛躍や誤解を招く可能性のある表現を修正し、より説得力のある文章が書けるのです。

自分自身の考えをしっかりと構築し、それを的確に伝える力を身につけることが、論文攻略への近道となるでしょう。

オススメの添削サービスを以下の記事でまとめています。周りに頼れる人がない方は参考にしてみてください。

今回は以上です。

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この記事を書いた人

公務員試験タスクフォースの運営者。国立大学の職員として勤務しています。

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