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愛知県警察官採用試験の内容は?一次試験と二次試験別に徹底解説

愛知県警の試験内容

愛知県警察官採用試験は一次試験と二次試験の二段階選抜方式で行われます。

具体的な試験内容は次のとおり。

一次試験教養試験
論文試験
適性試験Ⅰ
二次試験身体検査
体力検査
適性試験Ⅱ
口述試験(面接試験)
愛知県警察官採用試験の内容(2023年度)

このように筆記試験や人物試験まで幅広い試験にクリアしないと合格できません。

本記事では、愛知県警察官採用試験の内容を徹底解説しています。

愛知県警の試験内容が知りたい方や対策を始めたい方は、ぜひ参考にしてくださいね。

対象はA区分(大卒程度)ですが、B区分(高卒)もほぼ同じです。

目次

愛知県警察官採用試験の内容①:教養試験

教養試験は、「一般知能(計算力や読解力を測る分野)」と「一般知識(高校までに学んだ基礎学力を測る分野)」で構成される筆記試験です。

試験科目が多く、出題範囲が膨大という特徴があります。

教養試験の試験時間と問題数

試験時間120分
問題数50問
教養試験の試験時間と問題数(愛知県警察官採用)

試験時間120分に対する問題数は50問もあります。

1問に3分もかけると時間切れになってしまうため、科目ごとの配分を考えながら解くことが大切です。

教養試験の出題形式

教養試験の出題形式は択一式です。

5つの選択肢から、問題文に合致する番号を選択し、マークシートに記入します。

愛知県警の問題(一般知識)
教養試験の問題例(愛知県警察官採用)

問題レベルは大学卒業程度(国家公務員や県・政令市)です。

教養試験の科目

一般知能数的処理数的推理、判断推理、空間把握、資料解釈
文章理解現代文、英文
一般知識社会科学政治、経済、社会
人文科学日本史、世界史、地理
自然科学数学、物理、化学、生物、地学
教養試験の科目一覧(愛知県警察官採用)

これらの科目から出題があります。

1科目あたりの出題範囲も広範にわたるため、出題傾向を把握し、効率よく勉強してください。

詳しい出題傾向は次の記事を参考にしてください。

愛知県警察官採用試験の内容②:論文試験

論文試験は、課題を的確に捉え、自分の考えを盛り込んで表現する記述式の筆記試験です。

試験時間と文字数

試験時間90分
文字数800字
論文試験の試験時間と文字数(愛知県警察官採用)

一般的な試験は60分で800字が多いです。なので、余裕を持って書くことができるでしょう。

仕事への理解が必要

安心して暮らせる社会づくりのために、警察官として果たすべき役割について、あなたの考えを具体的に述べよ。

このようなテーマが出ています。

「社会的情勢+警察官としてどうするか」という内容が多いです。

しっかり自己分析をし、職務内容についても勉強しましょう。

過去のテーマなどは次の記事で紹介しています。

愛知県警察官採用試験の内容③:適性試験

適性試験Ⅰでは、クレペリン検査が実施されます。

とくに対策は必要ない(できない)ですが、内容くらいは知っておくといいですね。

愛知県警察官採用試験の内容④:身体検査

警察官として職務遂行上必要な身体的条件を有するかどうかをみるため、健康診断書等により判定を行います。

身体検査の基準

視力両眼とも裸眼視力が0.6以上又は矯正視力が1.0以上
色覚職務遂行に支障のない状態であること
聴力職務遂行に支障のない状態であること
その他職務遂行に支障のない身体的状態であること
身体検査の基準(愛知県警察官採用)

試験に合格しても、この基準を満たしていないと落ちてしまいます。

不安な人は事前に検査を受けましょう。

愛知県警察官採用試験の内容⑤:体力検査

体力検査は、警察官としての基礎体力や運動能力を測る試験です。

体力検査の基準

検査種目男性女性
20mシャトルラン32回以上14回以上
腕立て伏せ12回以上4回以上
握力左右32㎏以上左右19㎏以上
立ち幅跳び180㎝以上113㎝以上
上体起こし18回以上
(30秒間)
12回以上
(30秒間)
反復横跳び41回以上
(20秒間)
36回以上
(20秒間)
体力検査の項目と基準(愛知県警察官採用)

「体力検査は出来て当たり前」の部分が強いので、日頃からトレーニングをしておきましょう。

なお、基準に達しない種目があると、減点もしくは足切りになる可能性もあります。得意種目を伸ばすだけでなく、苦手種目を減らせるように頑張ってみてください。

どの種目も正しい方法で取り組まないと回数にカウントされないので、「新体力テスト実施要項(文部科学省)」に目を通して方法や基準を知ってくださいね。

愛知県警察官採用試験の内容⑥:適性試験Ⅱ

二次試験の適性試験では、YG性格検査(矢田部ギルフォード性格検査)が実施され、面接試験の資料として使われます。

とくに対策は必要ない(できない)ですが、内容くらいは知っておくといいですね。

愛知県警察官採用試験の内容⑦:口述試験(面接)

受験者の人柄や対人能力(コミュニケーション)をみるための試験で、個人面接により行われます。

口述試験の時間

一人30分程度です。

国家公務員や県の面接は15分程度なので、愛知県警の面接時間は比較的長いといえるでしょう。

口述試験での質問例

  • 1分間で自己PRをして下さい。
  • あなたのこれだけは他人に負けないことは何ですか。
  • あなたの性格について教えて下さい。
  • あなたの長所・短所について教えて下さい。
  • あなたは集団の中で仕切り役か従うかどちらですか。
  • あなたは人からどのような性格だと言われますか。
  • あなたは短所をどのように克服しましたか。
  • グループの中で意見がくい違ったらどうしますか。また、自分の意見を曲げたくなかったらどうしますか。
  • これだけは誰にも負けないところはどこですか。
  • これまでに最も力を入れて取り組んだことは何ですか。

最終合格者は一次と二次の合計点で決定するので、一次試験の出来が良くなくても挽回できます。

逆に面接が苦手だと一次試験が余裕でも落ちてしまうため早めに対策を始めましょう。

より詳しい内容を以下の記事でまとめています。

まとめ|愛知県警の試験内容を理解して対策しよう!

今回は愛知県警察官採用試験の内容を紹介しました。

試験=ペーパーテストと思う人は多いですが、警察官になるための就職試験です。なので、面接や論文などの幅広い試験が課されています。

再度、試験内容を確認すると、

一次試験教養試験
論文試験
適性試験Ⅰ
二次試験身体検査
体力検査
適性試験Ⅱ
口述試験(面接試験)
愛知県警察官採用試験の内容(2023年度)

このとおり多いです。

やみくもに対策するのではなく、きちんと傾向を理解してから進めてください。

当ブログでは愛知県警察官採用試験の情報を公開していますので、ぜひ活用していただければと思います。

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この記事を書いた人

公務員試験タスクフォースの運営者。国立大学の職員として勤務しています。

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