愛知県職員採用試験(高卒程度)の一次選考で行われる作文試験。
「読書感想文みたいなやつでしょ?」と何となく内容を想像するけど、イマイチどんな試験なのか把握できていないのではないでしょうか。
そこで本記事では、これから作文対策を始める方向けに、傾向や過去の出題テーマを紹介します。対策方法も解説しているので、ぜひ参考にしてください。
その他、愛知県職員(高卒程度)の倍率や試験内容はこちらで解説しています。
愛知県職員採用(高卒) 作文試験の傾向
作文試験とは、課題に対して文章を書かせることで、受験者の考え方や熱意といった人間性を総合的に判断しようとする記述式の試験です。
ただ単に文章を書くのではなく、 課題を正しく読み取り、自分の経験や体験を盛り込みつつ説明できるかなど、知識の総合的な応用力が問われます。
試験時間と文字数
試験時間 | 60分 |
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文字数 | 600字程度 |
制限時間内で文章を適切に構成し、要点を明確に伝えることが重要です。また、普段から時間配分を意識して書く練習をしてください。
僕なら、テーマの把握と見直しに5分ずつ、その他の時間を執筆にあてます!
何文字書く?
結論、8割以上書きましょう。
最大字数は600字(25×24マス紙)なので480字程度です。
文字数は誰が見ても一発でわかる評価基準なので、極端に文字数が少ないと減点もしくは採点不可の判定を受けることになるんですよね。
半分も書けていないと厳しいですね…。
知識や語彙が乏しいと多くの文字を書くのは難しいので、普段から語彙力も増やしておくといいでしょう。
愛知県職員採用(高卒) 作文試験のテーマ
ここでは、愛知県職員採用(高卒程度)の作文テーマをまとめています。
- 職員(事務)
- 小中学校職員(学校事務)
- 警察職員(警察事務)
事務
2022 | 愛知県職員として働く上で大切にしたいことは何か。 |
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2021 | あなたが職員として県民と接するときに心掛けたいことは何か。 |
2020 | 愛知県職員としてどのような仕事をしてみたいか。 |
2019 | 理想の自分になるために努力していることについて述べよ。 |
2018 | 愛知県職員として県民のために働く上で心がけるべきこと |
小中学校事務
2022 | 人から信頼を得るために必要だと思うことは何か。 |
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2021 | 小中学校職員として働く上で大切にしたいことは何か。 |
2020 | 学校は生徒にとってどのような場所であるべきか。 |
2019 | 興味、関心を持っていることについて述べよ。 |
2018 | 良好な人間関係を築くために最も大切だと思うこと |
警察事務
2022 | 良好な人間関係を築くために最も大切だと思うことは何か。 |
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2021 | 相手を説得する際に、大切だと思うことは何か。 |
2020 | 警察職員となった場合に、自分の長所はどのように生かせると思うか。 |
2019 | 今までに経験した失敗と、その失敗から学んだことについて述べよ。 |
2018 | 警察組織のなかで、事務職として働くうえで大切だと思うこと |
愛知県職員採用(高卒) 作文試験の対策方法
作文の書き方を3ステップで解説していきます。
- テーマをしっかり把握する
- 文章構成を知る
- 書く→添削を繰り返す
テーマ(傾向)をしっかり把握する
まず、課題を正確に把握することが重要です。
なぜなら、課題からズレた内容を書いてしまえば、どれだけ文章力があっても評価されないからです。
たとえば、「挫折した経験とそこから得たこと」という課題の場合、『挫折した経験から何を得たか』がメインテーマなので、挫折経験だけで終わっている作文では課題を正確に把握しているとはいえません。
作文を書くときは何を書かせたいのか(求めているのか)を把握したうえで書き始めましょう。
文章構成を知る
次に、どんな順番で書けばいいのか「文章構成」を考えましょう。
なぜなら、どのような順番で書いていくのかを検討しないと、テーマに矛盾があったり、話がとびとびになったりして、評価をもらえる合格答案を書くことができないからです。
たとえるなら家の設計図。お家を建てるときは、最初に設計図を組み、その通りに家を建てないと欠陥住宅になりかねませんよね。
文章構成をあらかじめ決めておけば、スムーズに書き始めることができる点にくわえ、論理的な文章になるため採点者も読みやすい=評価は上がるという算段です。
なお、より詳しい手順については、こちらで解説しています。
書いて添削をうける
文章構成が決まったら、その型どおりに書いていきましょう。知識があっても、それを文章にすることは難しいからです。
ここまで解説したとおり、作文では課題テーマの把握や文章構成が評価を上げるために必要です。しかし、これらの観点は素人がどれだけ頑張っても理解することはできません。
そこで重要になるのが、第三者に見てもらい客観的な評価を受けること。しっかりした人に添削をしてもらえば自分の弱点や伸ばすべきポイントも簡単に把握できるため効率よく作文対策を進めていくことができます。
オススメの添削サービスをこちらで紹介しています。頼れる人がいない人は参考にしてください。
愛知県職員採用(高卒) 作文試験で落ちないように対策を始めよう!
本記事は、愛知県職員採用(高卒程度)の作文試験について傾向や過去のテーマをまとめていました。
作文で落ちる人に共通する理由って何だと思いますか?
結論をいえば、「独学で作文対策をしている」というのが僕の意見です。なぜなら、知識のない人が適当に文章を書いても、
- テーマの読み取り
- 文章構成
- 原稿用紙の使い方
- 正しい語句、文法
- 誤字・脱字
といった部分を、きちんと書けているのかどうか判断できないからです。ここが判断できずに独学で突き進んだ結果、落ちてしまう人を何十人も見てきたんですよね…。
また、作文を書いたら書きっぱなしってことが多いです。答案を書いて誰にも見せないというのは、問題を解いても答え合わせをしないのと同じこと。過去問を眺めるだけでは、作文を攻略できません。過去問を使って答案を作成し、添削を受けることで徐々に上達します。
作文が原因で不合格にならにように、早めに(遅くても試験の3ヶ月前を推奨)準備を始めていきましょう。
今回は以上です。